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小説「幻夜」

2022.04.29

作:東野圭吾

この小説に関して、言ってしまっていいものか、言わない方がいいのか迷うところが

あるのですが、だいぶ時間がたっているので、あえて言わせていただきます。

これは、小説「白夜行」の続編です。

どんな内容かは、その目で確かめていただきたいです。

舞台は、阪神淡路大震災直後の関西方面(詳細な位置は忘れました)。ある一人の男が

事件を起こすのですが、その事件をある女性が見ていたのか、見ていないのか、見られていたとしたら

弱みを握られてしまった、そんな状況からこの物語はスタートします。

そしてこの女性が何と言うか、悪女といえば悪女なのですが、

果たしてこの女性は、悪女なのか、どうなのか、その評価は読んだ皆さま次第と私は思います。

白夜行を読んだ方なら、読み進めるうちに、小説に出てくる刑事と一緒に、うすうす何かに

気づいていきます。

「あれ?これもしかして・・・」

という具合です。そう、私がこの小説を「白夜行」の続編と言うか言わないか迷ったのは

この楽しみを読者から奪いたくないからです。ただ、当時の本の帯に

「蘇る白夜行の世界」

とかなんとか書いてあったので、あまり気にする必要はないのかもしれませんが。

白夜行の世界の続きが気になる方にぜひにとも呼んでいただきたいです。

この小説はWOWOWでドラマ化されているようです。

ちなみに、小説の最後の解説のところで、この小説の続きがあるのかどうか

尋ねられた作者は、

「構想はあるんだよ」

と答えたとか。続きがあるなら、この世界の続きをぜひとも読みたいですね。

       

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