映画「モスル あるSWAT部隊の戦い」
監督・脚本:マシュー・マイケル・カーナハン 主演:アダム・ベッサ
制作:アメリカ
この映画は、戦争アクション映画です。ですが、敵を倒してスカッとする系の映画ではありません。
アベンジャーズシリーズを手掛けたルッソ兄弟制作です。実話を元にした物語です。
舞台は、長引く紛争ですっかり荒廃したイラクの第二都市、モスル。そこで働く若き新人警察官カーワ
が、ISIS(イスラム過激派組織)に襲われたところを、SWAT部隊に救われる。身内をISISに殺害されて
いたという経験を持つカーワは、そのことが入隊条件のそのSWAT部隊に引き入れられる。彼らは元警察
官からなる十数人の部隊で、本部からの命令を無視して独自の戦闘を行っていた。彼らの任務を
教えてもらえないカーワであったが、戦闘を繰り返し仲間を失っていくうちに、任務はよく
わからい状態で戦闘に積極的に参加するようになる。そしてISISの拠点の一つにたどり着いたとき、
彼らの任務が明かされる。果たして彼らの独自の任務とは・・・という内容です。
最近の戦争映画はリアルを追求しているため、かなりリアリティのある戦争映像となっています。
爆発や住民の殺害シーンもありますので、観る人は要注意です。
この映画のラストは、観る人によって評価がいろいろあると思います。
私たち日本人が普段意識していないであろうことが、この映画のラストです。
驚くようなラストを期待している人は、少々期待外れに感じるかもしれません。が、
この映画の趣旨はそういうことではないと私は思います。
戦争とは本質的にどういうものか。どういうことが起こりえるのか。
平和な国で暮らしている人々はもっとそういうことを知るべきだ、とこの映画は
教えてくれているのだと思います。
戦争アクションが好きな人にもオススメの映画ですが、それだけではないことを
理解したうえで、この映画を観ていただきたいと思います。
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