映画「Mr.ノーバディ」

原題「Nobody」

配給：ユニバーサル・ピクチャーズ　監督：イリヤ・ナイシュラー　脚本：デレク・コルスタッド

主演：ボブ・オデンカーク

この映画は、簡単に率直に、「おじさまアクション」映画です。

ジャンルはアクション・スリラーとなっていますね。

あらすじは、妻と息子に距離を置かれ、月曜から金曜まで会計士として普通に働く冴えないおじさん

が、ある日家に強盗に入られて、無抵抗のまま強盗を逃がしてしまう。そんな様子に、妻や息子からさ

らに距離を置かれそうになるが、娘の猫のブレスレッドを盗まれたことが判明し、おじさんがそのブレ

スレッドを取り返しに行く。その帰りのバスの中で、チンピラ5人を、なぜかおじさんがぶちのめす。

そこから徐々におじさんの過去が明らかになっていき、やがてチンピラ5人をぶちのめしたことで、

ロシアンマフィアに狙われることになるが、なぜかおじさんは恐れることなく、ロシアンマフィアと戦

うこととなっていく・・・といった内容となっています。

制作陣の話では、爽快なアクションにしたかったとのことです。

主演のボブ・オデンカークは、コメディアンで、アクションは初めてだそうですが、

そうとは思えないほど、見事にアクションをこなしていました。制作陣の話では、

ボブの努力の賜物、とのことです。ストイックにトレーニングに励んだそうです。ちなみに撮影当時58

歳ぐらいだそうです。

その甲斐あってか、子気味の良いアクション映画となっています。じつにいいテンポです。

スカッとしたい方にはもってこいの映画ですね。

また、この映画には、バック・トゥ・ザ・フューチャーに出演していた、クリストファー・ロイドも

出演しており、古い映画ファンにはうれしい配役となっているのではないでしょうか。

主人公のおじさんの過去については、ミステリーのような要素もあるのかなと個人的には

思います。娘の猫のブレスレッドを取り返しに行くあたりから、だんだんと様子が変わっていき、

何だこのおじさんは？となっていきます。そこいらあたりから、物語が急速に展開していきます。

そのおじさんのミステリアスな部分も、この物語の楽しみの一つであると思います。

ところで、このおじさん、本当に何者なんでしょう？

詳しくは映画にて。

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