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映画「復讐者たち」

2022.05.04

配給:アルバトロス・フィルム 監督・脚本:ドロン・バズ、ヨアウ・バズ

主演:アウグスト・ディール

原題:「plan A」


「家族が殺されたら、あなたならどうする?」

そんな問いかけから始まるこの映画は、実際にあった出来事を元に制作されています。

1945年、ホロコーストを生き延びたユダヤ人の主人公マックスが、強制収容所で生き別れた妻と息子が

殺されたことを、難民キャンプで知る。復讐心が芽生えたマックスは、ナチス残党を密かに殺害してい

る旅団に入れてもらうが、その旅団よりも過激なユダヤ人組織「ナカム」の存在を知る。

ナカムはドイツ人全員に復讐する計画「plan A」を実行に移すため、ドイツに潜伏していた。

マックスは始めは、そのナカムの計画を阻止するために、ナカムに潜入するが、やがて・・・

というストーリーです。

監督・脚本は、イスラエル出身の兄弟で、映画化にあたり、実際にplan Aに関わった人々に

取材をして、制作したようです。

終戦後のドイツの街並みなどもかなりリアルに描かれています。

アクション的な要素はほぼありません。ただ、当時の様子を克明に描いていると思います。

いつの時代も戦争は悲惨だなどとは、経験がない我々が簡単に口にだしていいことではないけれど、

それでも二度と繰り返さないために、こういう作品が後々の世にまで戦争のことを伝え広めていく義務

があるのだと個人的には思います。

ユダヤ人に対して行われた非人道的な行為を、改めて知ることのできる映画でもあります。

2022年5月現在、ロシアがウクライナに侵攻をしています。

この映画を見ると、当時のドイツと、今のロシアを重ねずにはいられません。

ロシアの主張がなんであれ、非人道的な行いが許されていいこということはないと思いますが、

だからと言って、目には目を、歯には歯をもどうなのか?そういうことを考えさせる映画です。

この映画は、映画が好きだという人だけではなく、世界中の人々に観ていただきたい作品だと思いま

す。

公式サイトはこちら

       

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