映画「カオス・ウォーキング」
配給:キノフィルムズ 監督:ダグ・リーマン 脚本:クリストファー・フォード他
出演:トム・ホランド デイジー・リドリー
SFアクションアドベンチャーです。ボーイミーツガール要素もあります。
原作はパトリック・ネスによるSF小説「混沌(カオス)の叫び」です。
主演にスパイダーマンシリーズのトム・ホランド、ヒロインにスターウォーズシリーズの
デイジー・リドリーという鳴り物入りの作品です。
だいたいのあらすじは、本当に簡潔に書くと、地球から移民した先の星で生活していた、移民の子孫の
少年と、移民の第2派の偵察としてやって来たが事故に遭い、母船に帰りたい少女が出会い、少女を助
けるために、少女と少年が冒険の旅に出る、という話です。
珍しい設定としては、その星ではなぜか男の思考だけが、「ノイズ」として外に出てしまう、つまり、
考えが外に漏れてしまう、という設定があります。ノイズがうまく制御できないと、相手に自分の考え
がバレてしまいます。なので、少年が考えるいやらしいこととかが少女に筒抜けです。
そのあたりはコミカルに描かれています。また、「少女はどこだ?」とか聞かれて、「知りません」と
言葉に出しても、ノイズとして考えが外に出てしまうと、「納屋です」と、すぐにバレてしまいます。
やっかいな世界です。
ですが、このノイズをうまく制御すると、人に幻覚を見せることができます。
作中では、「武器としてもつかえる」と言われています。ファンタジー要素ですね。
蛇を出して威嚇したり、壁を出して逃走を妨害したりします。幻覚ですけど。魔法のようです。
しかし、なぜか女性の考えは外にでません。作中ではその謎はずっと明かされません。
そしてなぜか、少年の村では女性がいません。この謎は物語が進む中で、解き明かされます。
それは観てのお楽しみです。
ファンタジーが好きな人は楽しめるのではないでしょうか。残虐シーンもわずかにあるくらいで
若年層にもオススメの作品だと思います。家族でぜひ。
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