映画「トップガン マーヴェリック」
配給:パラマウント・ピクチャーズ
監督:ジョセフ・コシンスキー 脚本:アーレン・クルーガー他
出演:トム・クルーズ、ジェニファー・コネリー、マイルズ・テラー他
言わずもがなの、1986年のトップガンの続編映画。主演はもちろん、前作に引き続き、
トム・クルーズ。なお、トム・クルーズは、今回は制作にも参加しているようです。
簡単なあらすじは、アメリカ海軍(空軍ではない。空母搭載の戦闘機のパイロット)所属の
パイロットであり、エリートパイロット養成所、「トップガン」出身の主人公が、
そのトップガンに教官として戻り、若手を育成して、共に任務に赴く、というお話です。
結局そうなるのかよ!と突っ込みをいれざるを得ない部分があるのは否定できませんが、とにかく、
アメリカンいい話です。栄光と挫折です(今回は挫折はないか?)
が、ただのいい話で終わらないのが、この映画のすごいところです。
何がすごいか?この映画、どうやって撮影しているんだろう、と思ったら、なんと、役者が
半年の訓練を受け、実際に操縦しているそうなのです。驚きです。カメラも戦闘機に搭載できるよう、
今作品用に特注で作ったものを使用しているようです。
これは、トム・クルーズの肝いりの企画なのだそう。「リアルでなければ作る意味がない」との
こだわりで、続編にゴーサインを出さなかったそうです。なので、映像がものすごい臨場感です。
オープニングの音楽も、前作に引き続き、「デンジャーゾーン」なのもなかなかの感動ものです。
その他、この映画のために、ロッキード・マーティン社が、特注の飛行機を制作している等、いったい
この映画にいくらかかってるんだよ!と思わずにはいられない仕掛けが満載です。
オープニングで、戦闘機がカタパルト射出で離陸するのですが、その映像だけでも鳥肌ものです。
監督のジョセフ・コシンスキーは、スタンフォード大学機械工学部デザイン科を卒業しており、
こちらも機械、特に飛行機に強いこだわりがあるようで、その辺のいきさつもこの映画の
魅力に一役かっていると思われます。
ただし、これは映画だからカッコイイとか言えますが、実際の戦争であれば、そんなことは言ってられ
ないことは、2022年12月現在でも、いまだ収束の目途がたたない、ロシアとウクライナの戦争を見れば
皆様もご理解のことと思います。どういう気遣いかなんなのか、敵国も、「かのならずもの国家」と
表現するにとどまり、具体的な国名が出されていません。あの国なのか、はたまたあの国なのか、
地形的に、あの国なのかもしれません。(どの国なんだよ)。とにかく皆さま、実際の戦闘は
毛嫌いしなければなりません。それだけはお忘れなきよう。
アクション好き、兵器好き、かっこいいものが好き、そういう方にはお勧めの映画です。
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